本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小田菜摘

ブラーナ帝国の第七皇女エリスセレナはヴァルス帝国のゲオルグ公リアヒルトとの結婚のため、シュバイツに向かっていた。道中、エリスセレナの嫁入り道具のひとつである聖遺物の行方を見守るため、聖王庁から派遣されてきたマティアスとその護衛である聖騎士イシュトファルと出会う。イシュトファルはエリスセレナの結婚相手であるリアヒルトの異母弟であるらしい。嫁ぎ先に複雑な家庭の事情があるらしいことを知ったエリスセレナは……

本の感想, お気に入り, 作者名 た行天堂里砂

海に沈んだといわれる伝説の島シェイン。12年に一度海上に現れるというシェインを見に行くという謎の元海軍士官サリフを船に乗せることになった≪花の乙女≫号の船長ワディム。なぜか海軍に追われているサリフをかくまうことにより、大司教と国王の争いに巻き込まれる事になったワディムは、シェインの謎を知ることになる。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行皆川ゆか

≪愚者≫と≪神の家≫のフェーデのまっただ中にミッドウェイ海域で≪世界≫に飲み込まれた空母エセックスが出現する。思わぬ展開でのフェーデの終了を受けた片桐は、自分のかかわる≪運命のタロット≫の引き起こす争いの意味に苦悩する。一方、大河は≪戦車≫とともに久方ぶりの自室に戻るが、そんな彼の前に現れたのはフェーデを終えた片桐と≪愚者≫で……

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小川いら

男勝りで剣術もたしなむ武家の娘・吉川雛は望まぬ結婚を厭い師匠と仰ぐ松尾芭蕉とその弟子・曾良の東北への旅について行くことを決意する。雛の大脱走に気付いた幼なじみで剣術道場の次男・鹿之助は雛をひとりで行かせぬために大急ぎで雛に合流する。俳句を詠むためののんびりとした旅だと思われていた芭蕉の旅は、謎の一団に命を狙われるといった波瀾万丈の旅で……。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行西東行

オパリオンの貴族の娘プルーデンスは年に似合わず論理的に物事を捕らえ、黄金律の美しさについて熱弁するような一風変わった少女。亡くなった祖母の遺品を納めるため、家族で祖母の故郷であるアラニビカ島に向かったプルーデンスは、祖母が残した「鳥の塔」の謎を巡る事件に巻き込まれる。祖母の意思を受け継ぎ塔の謎を解こうとするプルーデンスの相棒は、とてもうさんくさい蒼い衣の詩人ただひとり。他の大人とは違い、プルーデンスを子ども扱いしない詩人にうさんくささを感じながらも信頼のようなものを感じるプルーデンスは……

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小田菜摘

ブラーナ帝国の皇女アグライアは敵軍に包囲された国を救うため、北の大国フレンドル公国に助力を求めに行く。フレンドルの公子ユーリにアグライアが持ちかけられたのは、二人の婚約。婚約することでアグライアはフレンドルの軍事力を、そしてユーリは大公に即位するためのブラーナの後ろ盾を得るという双方にとって利のある「偽の」婚約が成立する。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行松田志乃ぶ

「身代わり姫君」として後宮にあがることになった宮子。それぞれ個性の強い帝の妃たちに圧倒されつつ、東宮のお妃候補No.1といわれる皇女・鳩子のその特異な性格に圧倒されつつなんとか日々を送っていた。宮子自身も有力な東宮妃候補であることから、鳩子と宮子をそれぞれ旗印に、後宮上げての一大イベント「美女合わせ」が行われることになってしまい……

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行皆川ゆか

≪魔法使い≫と合流するために≪女帝≫とのフェーデを行うことになったライコ。タロットの精霊の力を使わずに、≪女帝≫が行おうとする”改変”を阻止する事が必要だが、改変しようとされる出来事はやはりライコに関わりのあるある人の生死に関係することであった。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行縞田理理

博物画家志望の青年エラードは実家から勘当されるのを回避するために、近くて遠い未開の地「フーバニア」に単身探索に向かう。方々の体でたどり着いたフーバニアの村は、エラードの知識の中のフーバニアとは違いとても友好的で、すばらしい土地だった。フーバニアの人々と交流し絆を深めたエラードは母国カリカテリアに戻るが、エラードの報告したフーバニア探索の結果からカリカテリアの魔の手がフーバニアに伸びる。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行村田栞

誰にも告げずに姿を消したキースとアッシュの行方を心配する「蒼い鷹」。しかもキースは厳重に保管されていたはずの黒雷獣の部品を持ち出していた。一瞬にして国土を不毛の大地に変える力を持つ黒雷獣の復活を目論んでいるかもしれないという事に気付いたディオンたちであったが、さらにカイルまでもがキースを追って姿を消してしまう。
キースが黒雷獣の他の部品を封じている場所に向かうはずだと予想したディオンたちは、ディオンの祖父や父と合流し、不毛の大地・ムスベルの地に向かう。