本の感想, 作者名 や~わ行・他渡海奈穂

リディアが王宮主催の舞踏会で無事社交界デビューを果たしたその夜、王宮には隣国ハイゼルの姫君ルシーナが過大な演出と共にやってきた。スレイの婚約者だというルシーナの普通の姫君とは一風変わった豪快さにリディアは圧倒される。そして、舞踏会から間を置かずしてエウリース王太子からリディアに宛てて王宮でしばらくの間暮らすようにという手紙が届けられる。気乗りはしないが断るわけにも行かず、リディアは実質の王太子妃候補として王宮に滞在することになり貴族社会の中で窮屈な思いをすることになる。

本の感想, 作者名 か行木村千世

東領聖撰軍に所属する舞師のシュマリアは、帝都アルサームで開かれる『闘舞』に参加するために東領旅団の仲間と共に旅をしていた。アルサームを目前に立ち寄った村で謎の一団とまみえ、アルサーム到着後も何かと怪しい事件に巻き込まれるシュマリア。シュマリアの組舞の相棒でもある義兄のアレスがなにやらその事件に関わりがあるようだが、その怪しい一団を追いアシュラートの王子達も水面下で動いていた。

本の感想, 作者名 さ行周防ツカサ

玲子はハルと「おつきあい」らしきものをはじめたが、「カップル」らしき振る舞いはまったくないほとんど代わり映えのしない日常にいささか拍子抜けする玲子。そんな玲子は風邪をこじらしてしばらく学校を休んでいたが、休んでいる間に新たに転校生がやってきた。フランスからやってきたという留学生のマリアはハルと面識があるらしい。なかなかクラスにとけこむことのできないマリアだが、ひょんなことから玲子たちのグループと仲良くなる。

本の感想, 作者名 ま行森崎朝香

小国・明国の小さな村で一人暮らす村娘の潤霞は、偶然山の中で国王・雪峰を助けることとなる。潤霞は雪峰に見初められ後宮にはいることとなり、後宮で雪峰の寵愛を一身に受けるが、雪峰が潤霞を寵愛する理由は雪峰の昔に関わりがあるようであった。

本の感想, 作者名 ま行瑞山いつき

エスパーニャの追っ手から逃れ、密林地帯に逃げ込んだエメラルド達。いつも通りのウォレスの痛烈な皮肉に堪忍袋の緒が切れたエメラルドは、森を抜けたらそれぞれ別にマギを目指すことを宣言する。
そして、密林地帯にはマギの科学者が管理する遺跡とその警護を担う亜人類の鰐の一族がいた。エメラルドを実験体にと鰐の一族に彼女の捕獲を命じた科学者は、見た目はいいがとても有能なマッドサイエンティストで……。

本の感想, 作者名 あ行犬村小六

レヴァーム皇国の傭兵飛空士に与えられた任務は皇太子妃候補のファナ・デル・モラルを連れ、単機で敵中の海上を翔破することであった。シャルルは満足な武器もない複座式水上偵察機にファナを乗せ、一万二千キロの空の旅に出る。

本の感想, 作者名 さ行細音啓

各地で名詠の研究期間、学校を狙う事件が続発する。まだ被害に遭っていないトレミア・アカデミーも次こそはという段階になり、学園は臨時の休校を決める。間をおかずして「名もなき敗者」と名乗る不審者が学園に潜入し、「灰色名詠」で人々を石化していく。

本の感想, 作者名 さ行周防ツカサ

平凡な女子高生・森坂玲子は気がつけば目の合っているように感じる謎の同級生・片倉ハルの存在が気になって仕方がなかった。ある夜、玲子は普段は通らない夜道で偶然ハルに出会い「あること」をされたことがきっかけとなっているのだが……

本の感想, 作者名 か行倉吹ともえ

「株とカミには手ぇ出さない」―そんな母の教えを受け継ぎ、安易にカミに頼ることなく生きることにしているランズーカの王女アイリス。しかし、国の未曾有の危機を前に、父王がついにカミ頼みに走ってしまう。父王の祈願成就の代わりに貢ぎ物としてカミに捧げられることになったアイリスだが、父王が願をかけたカミはカミの中でも悪名高いザイオネルであった。父の願いをいっこうに叶えようとしないザイオネルに対し、アイリスはあの手この手で祈願成就を目論むのだが……。

本の感想, 作者名 さ行細音啓

学園の一年生を対象とした勉強合宿が開催され、一行は学園の分校のある海辺の地域に向かう。この勉強合宿には、先生達が分校の近所にある前回の「騒動」に関係のある研究所を秘密裏に調査するという目的もあった。