本の感想, 作者名 あ行朝前みちる

異能の王族が守り、治める国・アルビレオ星王国で能力を持たない王女リュカリスは、剣技を磨き国でも有数の騎士になった。ある日、母である女王から冷戦状態にある隣国ヴィッセン帝国のアルトゥール皇子に嫁ぐよう命じられたリュカリスは、アルビレオを訪問するアルトゥールを全力でもてなすが、アルトゥールの反応はぞんざいなものだった。

脳筋王女様の勢いの良さが面白かったです。

本の感想, 作者名 さ行白川紺子

ローズはたまにしか魔法を使えない落ちこぼれの魔法使いだが、魔法審議院の長官を務める有能な魔法使いである夫レンと幸せな日々を送っていた。そんな中、春を呼ぶ魔法使いが不在のため冬が終わらない。オムニア王国の女王はローズが春の魔法使いだとしてローズを拘束しようとするが、レンやローズの友人リナはローズをなんとか逃がそうとして……

可愛いお話だった!

本の感想, 作者名 な行御永真幸

水渡国の主席家老の次男宗七郎は、主家の唯一人の元気すぎる姫君・浜の目付けとして日々浜に振り回される毎日を送っていた。宗七郎への好意を事あるごとに主張する浜に対し、目付けという立場から踏み出せない宗七郎の一進一退の攻防が繰り広げられ……

最後のほうがすごかった(褒めてる)。

本の感想, 作者名 た行時田とおる

生まれたときに「相手を魅了する」という強すぎる祝福を受けてしまったため、会う人会う人全員から崇拝されるという事態に傷つき、引きこもりになってしまったフェリシア王女は日々趣味で特技のドレス作り・小物作りに精を出す日々を送っていた。隣国ディアマントのベルホルト王子の要請を受け、ディアマントの祝祭を手伝うことになったフェリシアは、従兄で従者のアロイスとともにディアマントに向かうことになる。

後ろ向きな王女様に真っ直ぐな王子様の、ここだけ見たらストレートな少女小説面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

知らずのうちに大衆紙の記者ユリアと仲良くなってしまったアデルは、アデルとオスカーを記事にしないことを条件に、高級クラブへの潜入調査を引き受けてしまう。潜入調査の事件が一段落したと思ったら、次は孤児院でアデルの知己だという少女が現れ、アデルに就職先を斡旋するよう頼んできて……

オスカーより、なすび(最終巻なのに)。

作者名 ま行本宮ことは

妖魔に耐性がある理由から、あこがれの聖騎士団に入団できたディディスだが、恐怖心から武器が扱えず、天馬の世話係を拝命する。ある日、誰もが憧れる英雄リュスランドのもつ双剣の片割に選ばれてしまったディディスは、武器が扱えないのに精鋭部隊の一員に加えられてしまう。

武器が握れないのなら投げればいいのよというヒロインが強い。

本の感想, 作者名 な行仲村つばき

下町で兄とともに食堂を切り盛りする看板娘のアップルは、街でも並び立つものがいないほどの酒豪。そんなアップルの前に、見目麗しい青年オーガスタがアップルに飲み比べを挑んでくる。青年を軽く返り討ちにしたアップルだが、オーガスタはアップルに求婚し、なし崩し的にアップルはオーガスタの家、伯爵邸に連れて行かれることになる。最近領内で続く異常気象を治めるため、領地を守護する神の力を取り戻すためにオーガスタの子供を生むか、神に捧げる料理を作ることを選ぶことになったアップルは、ひとまず仮の結婚をした上で伯爵邸の料理人としての料理をつくることにするが……

ヒロインが終始酔っ払ってた!

本の感想, 作者名 か行倉下青

カファル公国の姫君エルヴィラに仕えるマリアダは、カファル公国妃でエルヴィラの継母テレーゼに虐げられるエルヴィラを信頼できる商人と駆け落ちさせることに成功した。しかし、テレーゼは公国が雇う傭兵隊の契約更新のために、マリアダにエルヴィダのふりをして傭兵隊の隊長ジルヴァーノを誘惑することを命じる。

テレーゼ様最強伝説の一冊でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他夕鷺かのう

ようやく本当に結婚することになったフェルとクロウだが、フェルはとある作法を知らず、クロウに聞くわけにもいかず、周囲に教えてくれるように駆け回る。直球で説明するわけにもいかない案件のため、ガセやらなにやら掴まされたフェルはとうとうとう当日を迎えてしまい……

幸せいっぱいのボーナスの一冊、楽しかったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

メルディ、アストリッドともにイルストラ国にたどり着いたレティは、クーデターを起こしたフリートヘルムに傾きかけているイルストラの協力を得るため、王太子ヴィクトルと交渉を開始する。一方、レティが脱出した後のソルヴェールでは、レティの騎士たちが制限された行動範囲の中でなんとかレティの力になろうと行動を開始する。

表紙はデュークの妄想かと思ってしまいましたよ……(終盤の終盤まで)。