本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

会ったこともない父の命令で斎宮として伊勢で過ごしていた塔子だが、父の失脚と死去に伴い京に向かい、東宮妃候補として出仕する事になってしまう。都から遠く離れた熊野育った塔子は、生まれ育った熊野に戻るため東宮の不興を買うという戦略をとることにするが、滞り無く東宮に嫌われるために父の巻き込まれたという陰謀の真相を探ることになる。

予想通りの展開でニヤッと。

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

政略結婚を繰り返しているマリアンジェラは四人目の夫レオナルドとともに生きていく決意をし、二人はマリアンジェラの兄アルフォンソ、そして彼女の実父であり聖王のクレメンスと「戦う」道を選ぶ。そんな折、アルフォンソが異教徒との戦いに勝利したためその祝賀会に二人で向かうことになるが、アルフォンソの勝利は主戦派を勢いづかせるものであり、戦いに関与したくないレオナルドに新たな問題をもたらす。

おとーさんとおにーちゃんが、これでもかというくらい「悪役」だなぁ。あっぱれ。

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

教員採用試験の最終試験である実地研修先に、ただ一人首都から離れた辺境の村を割り振られたナクシュデルは胸に抱える疑問を押しとどめて、ひとり研修先に旅だった。研修先で改めて教育についての自分の思いを確認したナクシュデルは村の子供達すべての読み書きをマスターさせるという目標を立てる。

綺麗に収まったー!

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

教員養成のための研修に参加することになったナクシュデルだが、研修会に参加しているご婦人方は上流階級の少し年上の方々ばかりで、しかもナクシュデルの「黄金の寵妃」の肩書から敬遠されてしまうが、彼女に妙に構ってくるアイオリアという婦人にあれこれと構われる日々を過ごしていた。

弟たちの苦悩が……(こういうの大好きです)

作者名 あ行小田菜摘

幼いころの大火災で両親を失ったマリアンジェラは、兄の庇護のもと美しく育っていた。アルベルティ家のために「四度目」の結婚をすることになったアリアンジェラは、今後は有力な商家ヴィスコンティ家のレオナルドに嫁ぐことになる。今までの結婚相手と違い、年も近くマリアンジェラにかまってくるレオナルドに、期限付き関係ではあるものの次第にマリアンジェラは心を開いていく。

やっぱり、小田さんの堅めのお話は鉄板だなぁ。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小田菜摘

新聞記者である伯母の影響で職業婦人に憧れ、ジェントリの娘ながら看護婦として働くアデライドはその不器用な性格から友人がいなかった。そんな彼女に任されたのは、極秘で入院しているエスニア公国の公子クリスティアンの担当。医者や看護婦のいうことを全く聞こうとしないクリスティアンにいらだちを覚えるアデライドだが、彼の公子としての姿勢に感銘を受け彼が無理をして夜会に出るという事態をサポートすることになる。

これは、結構好きな部類だなぁ。

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

ナクシュデルの「黄金の寵姫」の名を利用して芸術会館での公演を実現させた舞踏団だが、直後に国でも一・ニを争う評判のシルケル舞踏団の公演が同じ会場で行われ、二つの公演を比較した論評が新聞に掲載される。憤慨する舞踏団のメンバーだが、このまま舞踏団をいつまでも続けることができないという現実にも直面してしまう。そして、ナクシュデルにはリュステムの母である大統領婦人から学校教師にならないかという誘いがかけられる。舞踏団と教師になるという夢と、どちらを選ぶか迫られたナクシュデルの下した決断は……

リュステム兄が登場してないのに楽しすぎる。

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

革命により後宮を追われたナクシュデルは、彼女を助けたリュステムと喧嘩をしつつもお互いが気になる存在として距離を縮めていた。クレボスの王太子レオンティウスがクランノープルに留学することになり、レオンティウスからその歓迎会に招待されたナクシュデルはリュステムに縁談があることを知る。

これはよいけんかっぷるだ。

本の感想, 作者名 さ行小田菜摘

皇太子であった兄の急死に伴い、なんの準備もなくブラーナ帝国の皇太子となってしまったアンティクレア皇女に、現皇帝でアンティクレアの母であるグラケィアは自身の腹心であるルキウスを指南役につける。アンティクレアの婿の座を狙う貴族たちは、アンティクレアからルキウスを引き離そうと陰謀を張り巡らせる。

やっぱり好きだな、このシリーズ。

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

オルドブライの皇子アスライの新たな任地に向かうため、西に向かったイリーナ。二人は道中、ごたごたを抱えているという属国パラスティンに立ち寄る。パラスティンの前王の不審な死の真相を探ることになった二人は、パラスティンが抱える複雑な問題に頭を抱える。

今回はローテンションだったなぁ……