作者名 た行 プリンセスハーツ~恋とお忍びは王族のたしなみの巻~ / 高殿円
十年に一度の賭博祭を迎え、活気にわくアンジュンセンの公都パールエム。賭博祭では自分の正体を隠すために仮面をかぶり、扮装を行い賭に興じるという風習がある。正体を隠せるということを利用して街に出て、なんとしてもトーナメントに参加しようとする大公のルシードと、生き別れになった姉妹の手がかりを掴もうとするルシードの「偽装」妻ジル。そして、時を同じくして北の大国オズマニアから一筋縄ではいかない王太子が大使としてパールエムにやってきた。