本の感想, 作者名 さ行十帖

転生前からの筋金入りの腐女子の侯爵令嬢フィニは自国の国王ロランをネタに日々妄想を繰り広げ、ついには自領で即売会まで主催するほど腐女子ライフを楽しんでいた。しかし、フィニの作品(ロランに関する妄想の結晶)を「フィニがロランにあこがれている」と誤解した父の手配で、未だに妻帯していないロランの後宮に入ることになってしまったフィニだが、ロランをまじかで拝めるチャンスと

(ヒロインの)壁エンドと半ば信じていたのにちゃんと少女小説だった!(面白かったです)

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行三川みり

九つの国からなる央大地の中央に位置する、龍ノ原を統べる皇尊が崩御した。次の皇尊候補として選ばれた三人のうちの一人、先々代の皇尊の子である日織皇子は、一族の女であれば聞こえるはずの龍の声が聞こえないことから、性別を偽り男として生き、そして皇尊となることを目指していた。先代皇尊の最後の頼みで先代皇尊の一人娘・悠花皇女を二人目の妻として迎えた日織は、「龍鱗を見つけ出した者が次の皇尊となる」という先代皇尊の遺言に従い、龍鱗を探すことになる。

オリエンタル宮廷(陰謀)ファンタジーで面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 は行春奈恵

リザが他国へ嫁がず国内で降嫁することが決まり、リザへの求婚合戦が始まり、まだ相手の決まっていない王太子リシャールの婚姻問題と合わせて年頃の貴公子や令嬢たちの最大の関心事になっていた。さらに、アニアの高齢の親族が引退を申し入れ、その称号を誰かに引き継がせたいという話も出ており、その対象として遠い親戚であるアニアやティムも上がっており、リザとリシャールに近いアニアとティムの周りが騒がしくなっていた。

大団円!

本の感想, 作者名 は行春奈恵

グリアンと海を挟んで国境を接するクシー伯爵領に、国交がほぼ断絶していた隣国グリアンの特使がリザを現王の六番目の王妃として迎えたいという申し入れとともにやってきた。ちょうど領地にいたアニアは、特使らとともに王宮に急ぎ向かうこととなるが、グリアンの言葉を話すことができる人材が十分いない王宮で、アニアはジョルジュとともに特使を接待する役割を担うことになる。

たしかに姫がロマンスを企ててた……企て方が想定外の方向だったんだけど面白かった!

本の感想, お気に入り, 作者名 は行春奈恵

前回の事件の顛末から、国で初の女性伯爵となったアニアは、借金だらけの伯爵家の立て直しにいそしみつつ、王女リザ付きの女官もこなすという忙しい毎日を過ごしていた。舞踏会で王太子リシャールとダンスを踊ったことにより、王太子のお気に入りと目され、リシャールとお近づきになりたい面々からの求婚されたり、嫉妬する令嬢たちに嫌がらせをされたりというアニアの前に、リシャールの双子の弟で公爵家に養子に出されて留学していたジョルジュが現れる。

ほんのりロマンス感が出てきた。

本の感想, お気に入り, 作者名 は行春奈恵

享楽的での暢気な父母兄から距離を置くために、従兄の紹介で王女付きの女官として働き始めることになったアニアの最初の仕事は、書庫に閉じこもっている王女リザを引きずり出し、近日中に王宮で行われるリザと婚約者の顔合わせのための舞踏会の準備を始めることだった。趣味で書き溜めていた物語をエサにリザを書庫から出し、リザに気に入られたアリアはリザの友人として仕えることになった。

ロマンス<<(越えられない壁)<<女の子のバディもの、な雰囲気(現状)で楽しかった~

本の感想, 作者名 た行富樫聖夜

前回の事件から一息つき、「お飾り」の王妃ロイスリーネはようやく城下の食堂での給仕のバイトを再開させた。しかし間を置かずして、とある事件の影響で大神殿から派遣された仮の神殿長ガイウスとガイウスが連れてきた聖女が王宮に新たな問題を巻き起こす。さらに、ロイスリーネが城下で保護した少女は神殿から追い出された聖女であるといい……

(表面上は)大きな事件前の一休みの事件でした。

本の感想, 作者名 さ行シロヒ

様々なトラブルから延期されていたカイゼルとツィツィーの結婚式の準備が本格化し、ツィツィーの花嫁衣装を作るために話題の仕立て屋を呼ぶことになる。そして時を同じくして、カイゼルがツィツィーのために手に入れた宝石のとある問題から、カイゼルの養父の領地に向かうことになったカイゼルとツィツィー。しかし、カイゼルと養父の関係はあまり良くないようで二人の関係にツィツィーはこころを悩ませる。

相変わらず二人とも可愛らしくてほっこりしました。

本の感想, 作者名 ま行桃春花

以前事件に巻き込まれて友人となった隣国の公子ルシオと王宮で再会したマリエルは、年末のイベントを前に華やぐ街をルシオにも楽しんでもらおうとその人脈を駆使してルシオが安全に街歩きができる状況を整えた。一方、ルシオが他国で知己を得ることをよく思わないルシオの故国の面々は、ルシオをマリエルから遠ざけるためにマリエルに対して小細工を弄してきた。

折に触れてダダ甘なシメオン様にお腹いっぱいだよ……(褒めてます)

本の感想シロヒ

小国ラシーから大国ヴェルシアの皇帝の第一妃として迎え入れられたツィツィーは、他人の心の声が聞こえてしまうという不思議な力を持っていた。冷酷無比と周囲から恐れられる皇帝ガイゼルの心の声は他の人の声よりはっきり聞こえ、ツィツィーにベタ惚れ状態であるという状況にツィツィーは翻弄される。

可愛いお話だなーと思わせて中盤以降は結構ジェットコースターだったのが良かった。