本の感想, 作者名 は行深見アキ

伝説の「黄金瞳」を持つリタは、人さらいにあい闇市のオークションにかけられていた。法外な価格でリタを競り落としたのは、カルディア島に拠点を置くマフィア・ロレンツィ家を取り仕切るアルバート。リタを花嫁として迎えるというアルバートに連れられてカルディア島にたどり着いたリタは、ロレンツィ家で新しい生活を始めることになる。

リタとアルバートの一進一退の関係が良いものでした。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行仲村つばき

女王ジルダの妹で、アデールの姉であるミリアムが急死する。カスティア人の夫を持ち、カスティアとの関係を強化しようとしていたミリアムの死をきっかけに、隣国カスティアとイルバスとの緊張が一気に高まる中、グレンによるアデールの束縛は更に厳しいものになっていた。グレンがアデールに持ちかけた気晴らしから、重大な秘密の真相に偶然たどり着いてしまったアデールは、グレンの束縛から逃れ決断を下す。

怒涛の最終巻でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行仲村つばき

身を守るため、エタンの勧めでイルバスともゆかりのある常春の国・ニカヤに外交を兼ねてグレンとともに向かうことになったアデールは、前回の外交とは異なり、積極的に動いていた。ニカヤの王弟ユーリの案内でニカヤを知り、そしてニカヤで自分のなすべきことを再確認したアデールは、イルバスに戻り女王の許可のもと行動を起こす。

不穏すぎてぞくぞくしながら読んでました。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他和泉統子

王配をあてがおうとする宰相代行のカーイに引き続き諦めずに恋心をいだき続けるレナ。一方で、レナの誕生日を間近に控えミルナートに圧力をかけてくる隣国セレー帝国の大使であるバンディ侯爵の嫌がらせが悪化していた。侯爵を抑えるために、レナはカーイにも秘密にしている事実を侯爵に伝え手を引くように迫るが、同時にカーイにもその事実を知られてしまう。

きれいに丸く収まってよかった~!

本の感想, つれづれまとめ

2020年に読んで面白かった本を10シリーズほど上げてみます。
今回は久しぶり(2017年以来?)10シリーズリストアップできました。引きこもってたからね……。

※順番は2020年に該当シリーズを一番最初に読んだ順(だいたい)。
※書影や感想は、2020年に読了して感想を上げているものです。

つれづれ

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

例年、この時期実家に帰ってるんですが今回はさすがにそうもいかず、おせち料理が食べたい(おいしい黒豆と伊達巻と栗きんとん:苦し紛れに自作したものの、やっぱり実家のおせちが一番美味しい……)と切ない気持ちを抱えて時間を潰しています。冬は厳しそうだからと秋にむにゃむにゃ帰省しといてよかった(しかしここまで悪化するとは予想してなかった)。この状況で国境越えて万が一のことがあったらさらされるとかそういう次元じゃない……(根がビビり)。

昨年は例にもれず自宅で過ごす時間が長く、放牧終盤戦になんたること!(放牧されてる間に行きたいところがいっぱいある)とやきもきしておりましたが夏ぐらいから諦めもついて、もう生きてたら大勝利だとようやく開き直れました。昨年のご挨拶にはアフリカに行きたいとか書いてますが、もう今年は「生きて放牧終了したら大勝利」ということ目標にしておきたいと思います。そう、2021年で多分放牧終わりなんですよ……そんな話全く出てないんですが、私のビザは(英語力が不要その他のゆるさと引き換えに)延長できないので選択肢はないはず。

2020年は夏頃から久しぶりに「毎週更新」を続けていたので、今年もできるだけ続けていきたいなぁと思っています。電子の海に沈んでる大量の購入済み積読本(と少々の物理的積読本)はたくさんあるので、またいろんな物語に出会えることが楽しみです。

そして、うっかり軽い気持ちで足を踏み入れてしまった万年筆とインクの世界。放牧中に高級万年筆を調達してしまう気がしてなりません。合言葉は、「ここで買っといたほうが安い」です。どれにしようかな。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行仲村つばき

革命により辺境の地に幽閉されていたイルバス王国の第三王女アデールは、隣国に逃れて王政復古を目指す姉の第一王女ジルダの腹心エタンにより幽閉されていた塔から助け出される。その後、王位を取り戻す準備を整えたジルダは、アデールを連れ国に戻り王位につく一方で、足場を固めるために、反革命派として国に残っていた伯爵家の従兄のグレンとのアデールの結婚を命じる。

甘さのかけらもないヒストリカル少女小説の開幕、面白かった!

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他和泉統子

ミルナートの若き女王レナは、前王である亡き父の親友で彼女を支える摂政代理のカーイの花嫁になることを公言していた。しかし、カーイは間もなく成人を迎えるレナのために、王配候補を城に集め選抜を始めてしまう。カーイのことを諦めないレナは、王配候補の一人ジェスの協力を得て、母の指導の元ある作戦を実行しようとする。

脳内でカーイがCV:子安武人で再生されてた。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行暁佳奈

ようやくギルベルト再会したヴァイオレットは、ギルベルトとともにゆっくりと関係を築いてきたが、このままギルベルトのそばにいてもいいのかという思いを払拭できずにいた。仕事での遠方の出張が続くヴァイオレットは任務で地方基地への滞在が長引くギルベルトと直接会う時間がとれず、さらに不安にかられてしまう。

見事な最終巻でした。よかった!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

祖父の期待を一身に背負い、十三歳の誕生日当日に赤奏国の後宮入りを願い出た莉杏だが、彼女の申し入れを受けたのは、同日に帝位を簒奪した暁月だった。ちょうどよくその場に居合わせたため暁月に皇后として選ばれた莉杏は、人手不足の赤奏国で、皇后の勤めをはたすべくはりきる莉杏だが、暁月は莉杏を子供扱いしていた。

莉杏がかわいかった。