唯一の肉親である弟の幸せを第一に生きる武闘派OL呉葉は、楽しみにしていた弟の結婚式の直前に川でおぼれていた子供を助け自分は命を落としてしまうものの、異世界の死にかけの病弱令嬢クレハの最後の力で呼びつけられ、クレハとして転生してクレハの人生を生きることになる。呉葉が転生したのちは、病弱だったクレハは奇跡の回復力を見せるが、クレハを溺愛する兄テオバルトの言いつけで「クレハ」は自室から出られない。暇を持て余した呉葉は屋敷を抜け出すが、街で女性を助けるために鉄拳をふるっていた姿をテオバルトの親友イザークに目撃されてしまう。
脳筋武闘派現代人が異世界に転生して擬態しようとするお話、面白かった。