本の感想, お気に入り, 作者名 ま行三川みり

女でありながら皇尊と認められた日織のために、妻である悠花は日織のための夫候補である夏井王を見つけ出し、忽然と姿を消した。日織は夏井王を迎え入れつつ、夏井王の協力も得て悠花の行方を追う。対する悠花は女と偽っていた性別を捨て護領衆・祇従の悠火として逆封洲に入り、日織のために国主・末和気の懐に食い込もうとする。
一方、日織との争いに敗れながらも皇尊の座をあきらめない不津王は、知己である附孝洲の国主・中目戸の助力を得て龍ノ原に軍勢を進めるが、不津王は目戸を止めることができなくなってしまっていた。

どん底に突き落とし(5巻)、希望が見えてくる(6巻)。この落差がたまならない。

本の感想, 作者名 ま行三川みり

女でありながら皇尊として即位した日織は、あらたに左の大臣に就任した乙名から皇尊の地位を争った不津を夫として迎えるように進言される。次代を残すことが皇尊の務めとはいえ、不津とは考えの根本から相いれないうえに悠花と添い遂げたいと考える日織は進言を受け入れることはできず対応に苦慮する。一方、日織と縁を結んだ反封洲の有間は王の座を得るために戦を始めていた。

相変わらず有間さんがかっこよすぎた。

本の感想三川みり

反封洲国主の長子・伴有間は約定を果たすために訪れた龍ノ原で、皇尊である日織と誼を結び祖国に戻ろうとしていた。有間を疎ましく思う国主の父と異母弟が有間を亡き者にしようとするなか、裏をかいて自領たどり着いた有間は、日織からの書状を手に、次の国主たる地位を継ぐのは自分であると宣言する。

有間の物語を軸に、日織側の物語の種まきも。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行三川みり

次代の皇尊をめぐる争いに勝利し皇位についた日織は、即位を知らしめる宣儀に臨むが、皇尊が笛を吹くことでやってくるはずの龍が来ず儀式は失敗した。そんな中、龍ノ原に反封洲の次の王と目される有間の一行が訪れる。とある理由から有間が自洲に戻ることを宣儀を成功させてからにしたい日織は、有間との交渉で律を破り、有間にとある便宜をもたらすこと約束をする。
そして宣儀のやり直しのために日織の宣儀を妨害した者にたどり着いた日織だが、妻の悠花がさらわれてしまう。

クライマックスは手に汗握るとはこのこと、という熱い展開で盛り上がりました。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行三川みり

九つの国からなる央大地の中央に位置する、龍ノ原を統べる皇尊が崩御した。次の皇尊候補として選ばれた三人のうちの一人、先々代の皇尊の子である日織皇子は、一族の女であれば聞こえるはずの龍の声が聞こえないことから、性別を偽り男として生き、そして皇尊となることを目指していた。先代皇尊の最後の頼みで先代皇尊の一人娘・悠花皇女を二人目の妻として迎えた日織は、「龍鱗を見つけ出した者が次の皇尊となる」という先代皇尊の遺言に従い、龍鱗を探すことになる。

オリエンタル宮廷(陰謀)ファンタジーで面白かったです。

作者名 ま行三川みり

理美になついている国の守り神五龍の珠ちゃんの療養のため、皇帝とその一行はしばらくの間、氾因で休暇を過ごすことになるが、奇妙な事件が起こり、皇帝である祥飛も臥せってしまう。朱西とともに理美が見つけた鏡が原因に原因があることを突き止めた理美葉、鏡に封じられた想いを鎮めるために彼女なりに想いと向き合い……

うわーこれはつらいー

本の感想, 作者名 ま行三川みり

長い間国交のなかった西沙国との国交樹立の話が持ち上がるが、難しい交渉に悩む皇帝に夜食を供する事になった理美は、西沙国の使節団の対応を一任された朱西への想いを封じようとする。朱西も理美と同じく自らの恋心を無いものとしようとする。そんな中、使節団をもてなすために、双方の国の料理を融合した料理を作ることになった理美は両国の料理人と協力して饗応のための品を作り出そうとする。

が、がっつり三角関係だ……!

本の感想, 作者名 ま行三川みり

現皇帝の四人の妃嬪の中で、誰が「明来告知」の儀式で皇帝の横に立つかで揺れる後宮。皇帝は妃嬪たちに決めさせることを了承し、その話し合いのために理美と朱西は毎晩妃嬪に夜食を提供することになる。それぞれに事情を抱える妃嬪に話を聞いてまわる理美だが、そんな理美に儀式に必要な宝珠の盗難の嫌疑がかけられる。

たくましい女の人っていいな!と思いました。

本の感想, 作者名 ま行三川みり

大国崑国への貢物として後宮入りすることになった和国の姫宮理美は、後宮の片隅で女官として遇せられていた。後宮での栄達を望むことなく、平穏に暮らす予定の理美だったが、故国からの貢物が原因で皇帝への不敬罪で死罪に処せられそうになり、皇帝に美味しいと言わせる料理を提供することができれば罪を問われないという条件を引き出した。故国で神に捧げる料理番の役割を担っていた理美は、皇帝の教育係の力も借りてなんとか美味しい料理を作ろうとするが……

ヒロインもヒーローも超マイペースだった(新感覚)。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行三川みり

落馬事故にあった拍子に事故に巻き込まれた台所番のグレーテルの体に乗り移ってしまった王女フレデリカは、なんとか1時間だけ自分の体に戻ることができるようになった。1時間しかフレデリカにしか戻れない中、王女をお披露目することになり、フレデリカはイザークとユリウスの力を借りてなんとかお披露目をこなそうとするが、フレデリカに取り立てられた「グレーテル」をミュラー公爵が疑い始める。

ミュラー公爵のポテンシャルが想像以上に高かったです。